この度、第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025のメダルの作製を受託いたしました。
今大会のメダルデザインは、世界の人から共感を得られ、デフアスリートが誇りに感じられること、東京・日本らしさを表現することをポイントに候補3案が作成され、全国の小学生・中学生・高校生80,543人によるオンライン投票で決定されました。
決定されたデザインはそのうち40,458票を獲得したもので「みんなで羽ばたく」がコンセプトとなっております。
メダル本体は、亜鉛キャスト製法による深みのある凹凸表現を採用することで、繊細なデザインの再現を可能にし、細部にまでこだわった立体感と重厚感のある、美しく気品あふれるメダルとなっております。
メダルリボンは、「藍鉄色(あいてついろ)」という緑色を含んだ濃い青色で、江戸時代の人が好んでいた色で仕上げており、東京都伝統工芸士に認定された熟練の職人監修のもと、東京くみひもの技術を最大限に活用して製造しております。
メダルケースは、多摩産材を活用した数々の作品を手掛ける、知見と実績に長けた企業と連携し、自然の恵みである木を無駄なく活かしたケースとなっております。